おすすめの書籍

電池やEVに関する書籍

EV関連

(1) 決定版 EVシフト

野村総研の研究者チームによる、いわゆる「二輪車を含む自動車のEV化に関する」一般向けの最新総合報告である。商業研究所によるレポートの例にもれず、スポンサーに気を使って、掘り下げが浅く、八方美人的な読み物になっているが、網羅的な記述には一定の価値がある。

 

(2) モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造

「パワートレーンの多様化」「クルマの知能化・IoT化」「シェアリングサービスの台頭」という3つの要因から、今後のクルマ社会及び自動車関連産業(修理や自動車保険も含む)に起きることを予測して、どのように対処すべきかの意見を述べた本。

行間が広く上下左右の余白も広く、見た目ほど字数は無いので、読むのに苦労はいらない。写真はないが図表は多く掲載されていて理解を助ける。データよりも概念図が多い。プレゼン資料を並べて、それに解説文を加えたものが続いている感じである。

 

(3) 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争

現在の自動車業界の、様々な動向を掲載しています。
EVからMaaS、自動運転まで車が好きな人なら気になるワードがずらり。

新型電池

(1) 次世代電池2018

過去4年間の高性能2次電池の開発動向をまとめたものです。
Liイオン電池を中心とした次世代電池技術の直近の進歩、とりわけ今注目されている
「全固体電池」の研究動向を詳しく理解することができる。

 

(2) 全固体電池開発の最前線 (エレクトロニクスシリーズ)

本書は固体電解質の開発動向,全固体リチウム電池の開発と展望、企業における蓄電池の全固体化に向けた研究開発動向と展望という3編から構成されており、それぞれの材料研究の第一線で活躍されている産学官の人が執筆している。。全固体電池に関心を持たれている方向け。

 

(3) 図解 革新型蓄電池のすべて

種々の新型電池について、初心者向けにわかりやすく、幅広く紹介されている。

リチウムイオン電池

(1) リチウム二次電池

京大小久見教授の書いた本。わかりやすい解説と共に内容も充実していて、とてもためになる一冊。
初心者にもわかりやすく、勉強しやすい本であり、おすすめ。

 

(2) リチウムイオン二次電池―材料と応用

Liイオン二次電池について、その化学的性質から開発の歴史、製造プロセス、応用分野まで幅広く述べた参考書。

まず、Liの化学的性質に基づき、小型で高密度のエネルギーを持つ二次電池が生成できる理由が丹念に説明される。そして、Liそのものでは負極が劣化する理由、電解液の選択が難しくなる点等が、開発の経緯と共に詳細に説明される。更に、Liイオンを用いても、まだ残る過充電の危険性とその対策手段である保護回路ICの必要性を述べた部分は、昨今のノートパソコン等の発火事件を鑑みても興味あるテーマ。二次電池に適した電極や電解液に関しては非常に詳しい記述があるので、この方面の専門家にも役立つと思う。次いで、電気自動車、ノートパソコン、携帯電話用の市場動向にも触れられる。そして、Liイオン二次電池の製造プロセスが纏められているのも現場の方には有用だと思う。最後に、環境問題との係りの記述で締め括るなど、まさにLiイオン二次電池の全てを網羅したと言える良書。

 

(3)バッテリーウォーズ 次世代電池開発競争の最前線

「次世代電池開発競争の最前線」と言っても科学技術の専門書ではない。開発競争のハラハラドキドキのノンフィクション、読み物である。
電池は容量だけでなく充電時間や寿命(このため中古車市場を含む経済モデルがEV車最大の課題と思っている)など課題が多い。それらを克服すべく技術開発競争が激化している。その迫真の競争劇である。
専門用語が出てきて、たまに?もあるがそれらはこの本の面白さを阻害しない。目の前で事が起こっているような錯覚を起こさせるような迫力ある記述はさすがだと思う。
個人的にはベンチャーと公的研究機関との競争、自分を失っていく開発者たち、巻き込まれた政府機関や自動車会社のメンツや対処など面白く読んだ。これらは分野は違うが周りでも起きたことだから。
久々に一気に読んだ本であった。

 

(4) 電池覇権―次世代産業を制する戦略

タイトル名から、各電池メーカの戦略本と思われたが、内容は技術的レベルが高く、それも分かり易く書かれていたので、電気技術者からその他専門家が見ても面白い内容。

 

電気化学

(1) 電気化学測定マニュアル 基礎編

かゆいところに手が届く、わかりやすい電気化学測定の実験書。電気化学測定のイメージづくり、基本的な考え方、道具、基本的な測定法を実習形式で紹介。初心者が迷いがちなポイントはQ&A形式で解説されている

 

(2) 電気化学インピーダンス法 第二版 原理・測定・解析

非常に広範囲な分野に応用されている電気化学インピーダンス法について、各分野に共通して必要な基礎原理・測定法・解析法を解説。