Ionic Materials

2018年2月、世界の自動車メーカーや電池メーカーから計6500万米ドルを集めた注目のベンチャーがIonic Materialsである。同社が開発し固体電解質用のドライポリマーがこれまでのポリマーに対する常識を塗り替える特性を報告している。

 

 

URL: https://ionicmaterials.com/the-solution/

常識を覆す高いイオン伝導率を示すドライポリマー

ドライポリマーは、量産のしやすさや正負極との界面抵抗の低さから、全固体電池向けの電解質としては有力であったが、室温での低いイオン伝導率が課題であった。これまでBatScap社(フランス)はPEO系のドライポリマーを電解質として用い、LixV3O8正極、金属Li負極と組み合わせて、シェアリングカー用に実用化しているが、50~80℃で作動させている。また、SEEO社のポリマー電解質も50℃以上で作動させる必要がある。

対して、Ionic Materials社が開発したドライポリマーは室温でも1 mS/cm以上のセパレータ中の液体電解液並みのイオン伝導率を示す。また、難燃性、耐薬品性、耐熱性が高く、銃弾を撃ち込んだあとにも作動し続ける。

 

 

以下の米国テレビ番組に出ており(画像の電池は別の電池です)、ゴムのような電解質である。


特許を見ると、ポリフェニレンスルフィド (PPS) をベースにした、まったく新しい発想であることがわかる。