留学のすすめ

 日本で教育を受け、いま社会人になっている人は、ほとんどは中高の6年間、大学で取る場合は10年間かそれに近い間英語を勉強してきたと思います。ただ、実際まともに仕事で使える人となると結局、留学経験があったり帰国子女の人がほとんどです。
 語学力というものは反復練習の賜物でしかなくて、英語を聞いて理解できるようになりたければ量を聞くしかないし、上手く話せるようになりたければ量を話すしかありません。「聴くだけでペラペラに」なるという方はまずいません。留学で大半の人が話せるようになって帰る理由は、話さないと生きていけない(卒業できない)状況に追い込まれたり……理由はともあれその「反復練習」するしかない状況になるためです。

 

 留学するとなると当然語学力が必要になります。まずは語学力を付けてから渡航しようという方にもお会いすることがあり、それはそれで立派な考え方なのですが、実際のところたいていの方は1年くらい経ってもあまり語学力は変わらずに時間だけ経ったという結果になりがちです。それよりも、先に渡航してしまって語学力を現地でできるだけ短い期間で習得する方が時間の無駄がありません。もちろん語学学校などに通う費用は必要になるのですが、早く行けばそれだけ帰国も早まって自分に付加価値がついた状態が長くなるので、最終的には時間をお金で買うという選択が賢い場合もあります。

語学留学人気ナンバーワンのカナダ

 

大学などへの進学者数ではアメリカには及びませんが、語学留学生間ではカナダが人気No.1です。理由は治安の良さ、住みやすさです(ただし、冬はすごく寒いです)。とくにバンクーバーは住みやすい街として有名で、多くの日本人が選びます。もう一つの理由はワーキングホリデーでの留学が可能な点です。また、現地の多くの学校で日本人スタッフが常駐しており、安心できます。ただ、裏を返すと、ハードな環境はないため、自分を追い込みたい方にはお勧めできません。

みんなが一度は憧れるアメリカ

 

留学といえば、まず思い浮かぶアメリカ。特にニューヨーク、ロサンゼルスは観光地としても有名なので、語学の上達と現地の生活を体験するにはうってつけです。大学の進学先としても圧倒的な人気で、世界ランキングで上位を占める大学(ハーバード、スタンフォード、MIT、カリフォルニア大学、カルフォルニア工科大学、など)はアメリカがほとんどなので当然です。

ただ、ワーキングホリデーがないこと、学生ビザでのアルバイトが禁止であり、留学費用も高くなりがちです。また、都市部では治安の悪いところも多くあり、注意が必要です。ただ、前もって治安の悪い場所を把握していたり、夜中に不必要にであるかなければ問題ありません。

オーストラリア

 

オーストラリアは日本と時差がなく、大自然に囲まれた安全な国で、留学先として人気です。また、ワーキングホリデー・ビザも取りやすいです。ただし、物価が高いのがネックです。ただし、ワーキングホリデーとして生き、現地でアルバイトするのであれば、賃金そのものが高いので多少は緩和されるでしょう。最低賃金は時給1600円と破格です。英語力を高めれば、レベルの高い仕事に就くことができ、稼げるお金も増えることでしょう。

紳士・貴族の国イギリス

大学の進学先としても人気です。イギリス国内の大学は基本的に国立大学が多く、キャンパス内に学生寮があるので、費用はある程度抑えることができます。

ヨーロッパ好きな方には、格安航空券を使って週末ごとにフランス、スペイン、ドイツ、イタリアに行ける点もかなり魅力でしょう。

近場のフィリピン

 

「安い」「近い」がウリのフィリピンです。公用語は英語とタガログ語です。ただし、ネイティブとは言えないので、フィリピンへ留学はおすすめせず、オンライン英会話を利用するのが個人的にはおススメです。留学学校も日本人、韓国人、中国人が多く、どうせなら遠い異国の地へ留学することをおすすめします。

ワーキングホリデー

 

ワーキングホリデーとは、世界の様々な二国間で結ばれている協定で、通常1年間(オーストラリアは二年間)、18~30歳くらいまでの若者がお互いの国に滞在して仕事や旅行、生活を通して交流し、お互いの異文化を学ぶためのものです。英語圏の場合、日本ではカナダ、オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、アイルランドと協定を結んでいます。

ワーキングホリデーの特徴は、現地でアルバイトなど仕事をすることができることです(ほかの通常の留学では、アルバイト等は許可されていないか、時間制限があります)。

また、ワーキングホリデーは、現地で学校に通う義務がないため、運がよければすぐに仕事に就くことが可能で、エージェントを通したり、コネを利用するのが普通でしょう。ただし、レストランのウェイターですら、渡航直後は英語に非常に苦労するでしょう。相手のお客さんは当然、容赦なく、日常会話ペースで話してきます。かといって、日本食レストランや土産物屋など、そこまで高いレベルの英語が求められない環境に浸ってしまうと、あっという間に英語が上達せずに半年、1年が経過してしまうでしょう。

ワーホリは就活などで有利?

ワーホリが留学経験として重宝されるかというと、あまり役に立たないのが実情です。名前が示す通りホリデー扱いです。結局、現地でどのような体験をしたか、どう仕事にいかえるかをきちんと説明できるようにしましょう。

ワーホリ・ビザを活用した例をあげましょう。イエローナイフ(オーロラで有名)、バンフ、ビクトリアなど世界的に有名なカナダのリゾート地のホテルで有給インターンシップをするものがあります。多くの場合、住居を月4万円程度で用意してくれて、そこにはイギリス人やオーストラリア人、もちろんカナダ人も滞在しています。時給もそれなりにもらえるので、生活費を十分賄うことができます。

海外の大学へ

海外の大学・大学院への進学を考えている方も多いでしょう。

アメリカの大学への進み方は、日本と違い、多様です。大卒の45%がコミュニティ・カレッジ(コミカレ)